2014年7月24日木曜日

『紀尾井論叢』第2号 発刊のお知らせ



 
 おかげさまで、創刊号に引き続き、『紀尾井論叢』第2号をお届けすることができました。

 Sapientia会は、大学院生の学術交流を目的として2012年に発足しました。昨年は他専攻の方を交えた研究会を2度開催し、ひとつの専攻の中だけでは表れにくい指摘、意見、評価などが飛び交う、活発な議論の場とすることができました。

 さて、今回の『紀尾井論叢』第2号は、上記研究会の成果を踏まえ、神学研究科の博士1名、史学専攻の博士1名、修士2名による計4本の作から成っております。それぞれ専門こそ異なりますが、若手研究者ならではの挑戦的、意欲的な内容になっており、お手にとっていただいた多くの方の刺激になることを期待します。その上で、各方面よりご指摘や評価をいただくことができれば、本号に携わった編集委員、執筆者一同、この上ない喜びでございます。

 以下に目次を掲載いたします。

2014年7月9日水曜日

第5回Sapientia会研究会開催のお知らせ

 第5回Sapientia会(2014年7月)の詳細が決まりましたので、ご案内申し上げます。


 Sapientiaとはラテン語でSophia=上智を意味します。Sapientia研究会は、上智大学内他専攻大学院生との相互交流を深めると共に、他分野の研究内容やその手法を知ることで、各々が自らの研究を深めることを目的としています。
 また、この研究会を通じてより広範な知識を得るだけではなく、専門外の方々にも自らの研究の意義と内容を理解してもらうための創意工夫と努力を重ねるこ とは、大学院生の研究職への就職難が叫ばれる昨今の状況下、ますます必要 とされるであろう、より多くの人へ自身の研究成果をアピールする術を会得するための貴重な機会となると考えています。
 将来的にこの研究会と上智大学大学院生の総合交流の輪がより大きな広がりとなるよう、他専攻所属大学院生や、学部生の参加もお待ちしております。
  

 以下、第5回会研究会の概要となります。

 今回は、2名の報告者に、修士論文および卒業論文を見据えた報告を行っていただきます。内容の質もさることながら、卒業論文の執筆を控えた学部生の皆様には、その指針としてお聞きいただけるでしょう。また、大学院への進学をご検討されている方には、実際の院生と交流する数少ない機会ともなりますので、ぜひご気軽にご参加ください。


日時:2014年7月26日(土)13:30~15:30

会場:11号館405教室

13:30~

ヘンリ6世の王権――研究史の整理と今後の展望――

文学研究科史学専攻博士前期課程 西村典之
14:30~

供献/貢納されるアユ――贄貢納の伝統から「氷魚使」まで――※
文学部史学科 渡部敦寛

※7月23日副題変更


研究会に関しての問い合わせ、次回以降の報告希望等は、sapientiasophiaXgmail.comまで(「X」を「@」に置き換えて)ご連絡ください。