2022年1月31日月曜日

『紀尾井論叢』第7号 発刊のお知らせ


『紀尾井論叢』第7号が発刊されましたので、お知らせいたします。

昨年度は新型コロナウイルス感染症の蔓延等を背景に休刊とした本誌ですが、今号をもって無事に復刊が実現いたしました。関係者の皆様には多くのご支援とご協力を賜り、あらためまして感謝申し上げます。
Sapientia会の活動に関しましては、社会状況に合わせて随時、研究会等も再開できればと模索しているところであります。

さて、今号は史学専攻の博士前期課程の大学院生による論考を中心としております。
また、インタビューという新企画にも挑戦するなど、論稿の種類も多岐にわたっており、質・量ともに充実したものとなりました。

今号のように、『紀尾井論叢』に投稿いただいた若手研究者たちの手による研究が更なる学界への寄与に繋がることを期しつつ、編集委員一同引き続き研鑽に励んでまいります。
(文責:第7号編集長・竹山瞬太)

収録内容は下記の通りです。


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◆目次

【論文 Article】

岩田園 「ギヨーム・ファレルとヌシャテルの宗教改革」
IWATA Sono, Guillaume Farel et la Réforme dans le Pays de Neuchâtel.

【研究ノート Note】

大塚萌 「メアリの「カトリック国教会」構想試論」
OTSUKA Moe, An Essay on the possibility of Mary I's religious conception: Roman National Church.


【書評 Book Review】

中田陽奈子 「フランチェスカ・トリヴェッラート『異文化間交易とディアスポラ』」
NAKADA Hinako, Francesca Trivellato, The Familiarity of Strangers: The Sephardic Diaspora, Livorno, and Cross-cultural Trade in the Early Modern Period.


【史料紹介 Materials of Historical Research】

畠山和高 「史料群「1854年のパリ大司教区調査」について」
HATAKEYAMA Kazutaka, Les Archives diocésaines de Paris: Enquête du diocèse de Paris en 1854.


【インタビュー Interview】

鹿倉めぐみ 「
学生時代を振り返って ――藤崎先生に聞く――」
SHIKAKURA Megumi, Looking Back at My Graduate Student Days: Interview with Dr. Fujisaki Mamoru, Associate Professor of the University of Tokyo.


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『紀尾井論叢』への論考投稿者は、通年で随時募集しております。上智大学に所属する学生であれば何方様へも門戸を開いておりますので、『紀尾井論叢』および本会に少しでも興味をお持ちの方は、お気軽に本会 編集部連絡先(sapientiasophiaXgmail.com. ←「X」を「@」に置き換え)までご連絡ください。