『紀尾井論叢』第3号が発刊されましたので、お知らせいたします。
Sapientia会は、大学院生の学術交流を目的として2012年に発足しました。昨年は新たな試みとして、交流の輪を他専攻から学部生にまで広げることができました。その試みの結晶が『紀尾井論叢』という雑誌であり、第3号となった今回は、大学院新聞学専攻から1名、学部生から1名(現・大学院博士前期課程)の論稿をいただきました。少しずつではありますが、創刊の目的に沿って歩みを進められているのではないかと感じます。各方面よりご指摘や評価をいただき、本会および本誌が盛んな議論の場となれれば、本号に携わった編集委員、執筆者一同、この上ない喜びでございます。
以下、目次を掲載いたします。
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◆目次
【論文 Articles】
稲生俊輔「19・20世紀転換期における全ドイツ連盟の国外組織」
INAO Shunsuke, The Foreign Local Chapters of the Pan-German League at the Turn of the Twentieth Century.
松実明「スポーツ紙と夕刊紙の社会統合機能の検証」
MATSUMI Akira, Verification of Social Integration Function of Tabloid.
【研究ノート Note】
渡部敦寛「氏族名門号について――衛門府門部の負名氏を切り口に――」
WATANABE Atsunori, A Study on the Names of the Twelve Gates of the Imperial Palace: From the Point of View about "Fumyo-Uji" of "Emonfu-Kadobe".
【史料翻訳 Translations】
堅田智子訳「ルートヴィヒ・リース『ドイツと日本("Deutschland und Japan")』」
KATADA Satoko (trans.), Ludwig Rieß, "Deutschland und Japan".
桑原真由美訳「聖ゲミニアヌス移葬記(Relatio Translationis Corporis Sancti Geminiani)」
KUWABARA Mayumi, Relatio Translationis Corporis Sancti Geminiani.
【留学体験記 Essay】
櫻井麻美「2013年夏―2014年夏 ローマ留学体験記」
SAKURAI Asami, A Journal of the Experience in Italy from 2013 to 2014.
【Sapientia会活動報告 Proceedings of the Institute】
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前エントリーの繰り返しになりますが、本会は8月7日(金)14時より本年度第1回の研究会を開催いたします。併せて『紀尾井論叢』第4号の準備にも早速取りかかって参ります。
研究会の報告者および雑誌の投稿者は、通年で随時募集しております。上智大学に所属する学生ならば、どなたでも門戸を開いておりますので、少しでも興味を抱いて下さった方は、お気軽に下記連絡先までお問い合わせ下さい。
※上智大学Sapientia会や『紀尾井論叢』にかんするご質問は、sapientiasophiaXgmail.com(「X」を「@」に置き換え)までご連絡ください。
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